「この研修は助成金の対象になる?」——実際に申請を検討し始めると、この疑問にぶつかります。結論から言うと、対象になるかどうかは研修の種類そのものではなく「なぜその研修が必要か(事業展開・DX・人材育成計画との関連性)」で判断されます。本記事では、職種・スキル別に対象になりやすい研修内容を一覧でまとめます。
1「対象になる研修」の判断基準
対象になる研修の3つの条件:
① 事業展開・DX推進・GX推進・人材育成計画のいずれかと関連していること
② 業務命令によるOFF-JT(通常業務と区別された訓練)であること
③ 修了証・受講記録が発行される訓練であること
「この研修は〇〇スキルを学べる研修だから対象だ」
→ 内容だけでは判断できない
「EC事業を新たに始めるために必要なスキルだから、事業展開(タイプA)として申請できる」
→ 根拠との関連性が鍵
つまり同じ「Webマーケティング研修」でも、「DX化推進の一環」として計画書に記載すれば対象になり、理由なく「なんとなく受けさせた」では対象外になります。
2【DX・デジタル化系】対象になりやすい研修
| 研修内容 | 申請タイプ | 申請根拠の例 |
|---|---|---|
| 生成AI(ChatGPT等)業務活用 | タイプB(DX) | 業務のAI化・効率化を推進するDX計画に基づく訓練 |
| RPA・業務自動化 | タイプB(DX) | 紙・手作業業務のデジタル化・自動化推進 |
| Excel・スプレッドシート実践 | タイプB(DX) | データ活用によるDX推進・業務効率化 |
| クラウドツール(Slack・Notion等)活用 | タイプB(DX) | 社内コミュニケーションのデジタル化 |
| 情報セキュリティ・サイバーリスク対策 | タイプB(DX) | DX推進に伴うセキュリティ対策強化 |
| データ分析・BI活用 | タイプB(DX) | データドリブン経営・DX推進 |
| IoT・センサー活用基礎 | タイプB(DX) | 製造現場のスマートファクトリー化 |
| GX・脱炭素経営基礎 | タイプB(GX) | カーボンニュートラル化推進に伴う訓練 |
DX・生成AI研修の詳細は「ChatGPTを業務で使いこなす方法|中小企業のための活用事例30選」もご参照ください。
3【マーケティング・集客系】対象になりやすい研修
| 研修内容 | 申請タイプ | 申請根拠の例 |
|---|---|---|
| SNS運用(Instagram・TikTok等) | タイプB(DX)・タイプA | Web集客のデジタル化推進、または新規集客チャネルへの事業展開 |
| SEO・コンテンツマーケティング | タイプB(DX) | 広告依存からオーガニック集客へのデジタル転換 |
| Web広告(Meta・Google等)運用 | タイプB(DX)・タイプA | チラシ・折込から Web広告へのデジタル化、またはEC広告展開 |
| MEO対策(Googleビジネスプロフィール) | タイプB(DX) | 集客のデジタル化・Googleマップ活用推進 |
| 動画制作・YouTubeマーケティング | タイプA・タイプB(DX) | 動画コンテンツ事業への新規展開、またはデジタルマーケDX |
| Webライティング・コピーライティング | タイプB(DX)・タイプA | 自社コンテンツのデジタル化、Web集客強化 |
| インバウンドマーケティング・語学 | タイプA | 外国人顧客向け新サービスへの事業展開 |
Webマーケ内製化の詳細は「広告・集客を外注から内製化する方法|中小企業のWebマーケ自走ガイド」もご参照ください。
4【マネジメント・人材育成系】対象になりやすい研修
| 研修内容 | 申請タイプ | 申請根拠の例 |
|---|---|---|
| マネジメント・リーダーシップ | タイプC・タイプA | 3年以内の管理職登用計画、または事業展開に伴う管理職育成 |
| 部下育成・1on1・面談技法 | タイプC | 人材育成計画に基づくマネージャー候補の先行育成 |
| 財務・原価管理・経営数字 | タイプC・タイプA | 新規事業責任者・店長候補への登用計画 |
| 採用・面接技法 | タイプC・タイプA | 人事担当者への配置計画、または多店舗展開に伴う採用体制強化 |
| プロジェクト管理・業務改善 | タイプB(DX)・タイプC | DX推進リーダー育成、または管理職候補の先行育成 |
| ビジネスマナー・コミュニケーション | タイプC | 新入社員の3年以内の職務配置計画に基づく先行育成 |
| 労務管理・ハラスメント防止 | タイプC・タイプA | 管理職登用計画、または多店舗展開に伴う法令遵守体制強化 |
管理職研修の詳細は「管理職・リーダー研修に助成金を活用する方法」、新入社員研修は「新入社員研修に助成金を使う方法」もご参照ください。
5【EC・販売系】対象になりやすい研修
| 研修内容 | 申請タイプ | 申請根拠の例 |
|---|---|---|
| ECモール運営(楽天・Amazon等) | タイプA | 実店舗からEC販売への新規事業展開 |
| 自社ECサイト構築・運営 | タイプA・タイプB(DX) | 新規EC事業展開、またはデジタル販路のDX化 |
| EC広告(楽天広告・Amazon広告) | タイプA・タイプB(DX) | EC事業の広告運用内製化 |
| カスタマーサポート・CRM | タイプA・タイプB(DX) | EC展開に伴う顧客対応体制のデジタル化 |
| 商品企画・ブランディング | タイプA | 自社ブランドEC・BtoC事業への新規展開 |
| 在庫管理・物流管理 | タイプA・タイプB(DX) | EC展開に伴う在庫管理DX化 |
EC内製化の詳細は「中小企業がECサイトを内製化する方法」もご参照ください。
6対象外になりやすい研修
以下は対象外になりやすいケース(注意):
❌ 法律で義務付けられた研修(安全衛生教育・衛生講習・資格更新講習等)
❌ 現行業務の維持のみが目的の研修(事業展開・DX・育成計画との関連性が説明できない)
❌ 特定ツールの操作方法のみ(「DX化推進」の文脈なしに、そのソフトの使い方だけを学ぶもの)
❌ 資格取得のための受験対策のみが目的の訓練
❌ OJT(通常業務中の指導)のみで実施するもの
❌ 自発的に受講したもの(業務命令ではないもの)
❌ 修了証・受講記録が発行されない訓練
「対象になるか判断できない」というケースは、計画書の書き方次第で対象になる場合があります。当社紹介先の社労士法人にご相談ください。
7Bizleのコース別・対象訓練マッピング
Bizleは全1,078講座(順次拡大中)・3つの定額コースを提供しています。各コースで学べる内容と、助成金申請時の訓練タイプの対応を整理しました。
| コース | 主な学習カテゴリー | 対応する申請タイプ |
|---|---|---|
| Aプラン DXリテラシー基礎 (初心者向け) |
Web/DX基礎・マーケティング基礎・AI基礎・業務効率化・ビジネスマナー | タイプB(DX推進) タイプC(新入社員・一般スタッフの育成計画) |
| Bプラン Webマーケ・データ活用 (中級者向け) |
データ分析・EC基礎・広告実践・リサーチ・AI実務活用・Webライティング | タイプA(EC・Web展開) タイプB(DX・デジタルマーケ推進) タイプC(担当者候補の育成) |
| Cプラン 生成AI×DX高度活用 (上級者向け) |
広告実践・UI/UX・客単価向上・生成AI高度活用・マネジメント・セールス | タイプA(新事業・高付加価値化) タイプB(DX高度推進) タイプC(管理職・DXリーダー候補育成) |
どのコースを選ぶべきか迷ったら、スタッフの現在のレベルと3年後の配置計画をもとに判断するのがコツです。A→Cにかけて難易度が上がる構成のため、1年ほどかけて段階的に学ぶことを推奨しています。
どの研修が対象になるか、
まずはBizleにご相談ください
全1,078講座(順次拡大中)・3つの定額コース(A〜C)で初心者から上級者まで段階的に育成。当社紹介先の社労士法人による申請サポートで交付決定率98%(現時点)を実現しています。令和8年度最終年度、今すぐご相談ください。
Bizleへのお問い合わせはこちら →本記事の情報は2025年7月時点のものです。各訓練が助成対象になるかは個別の計画内容・申請タイプとの関連性によって異なります。必ず厚生労働省の公式ページまたは管轄の労働局・社労士にご確認ください。







