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補助金と助成金の違いを図解|中小企業が使える制度を全体像で理解する

公開日:2025年7月 監修:Bizle 編集部 読了目安:約5分
補助金と助成金の違いを図解|中小企業が使える制度を全体像で理解する

「補助金と助成金って何が違うの?」——経営者からよく聞かれる質問です。どちらも「もらえるお金」ですが、財源・目的・審査の有無・受取タイミングがまったく異なります。この違いを理解した上で使い分けることで、投資コストを大幅に削減できます。本記事では両制度の違いを整理し、自社がどの制度を使うべきかを判断するための全体像を解説します。

1補助金と助成金の根本的な違い

補助金助成金
財源・管轄 経済産業省・中小企業庁・地方自治体 等 厚生労働省(雇用保険料が財源)
目的 設備投資・新事業・システム開発・販路開拓等の事業への投資を支援 雇用維持・人材育成・働き方改善等の雇用・人材への投資を支援
審査の有無 審査あり・競争倍率あり
採択されなければ受け取れない
審査なし・要件を満たせば必ず受給
申請要件を満たせば原則支給される
採択・交付率 制度・時期により異なる(例:持続化補助金の採択率は約51%) 要件を満たせば原則100%支給
(当社紹介先の社労士法人の交付決定率:98%・現時点)
受取タイミング 事業完了→実績報告後に入金(後払い) 訓練終了→支給申請後に入金(後払い)
返還義務 目標未達・条件違反の場合に返還義務あり 不正受給の場合に返還・ペナルティあり
主な対象経費 設備費・システム開発費・広告費・店舗改装費 等 研修費・受講料・賃金(集合研修中)等
💡

最大の違いは「審査の有無」です。補助金は採択されなければゼロ。助成金は要件を満たせば必ず受給できます。予算確保の確実性を重視するなら助成金、投資額の大きいプロジェクトなら補助金という使い分けが基本です。

2中小企業がよく使う補助金一覧

補助金名主な用途補助率・上限(目安)詳細記事
新事業進出・ものづくり商業サービス補助金 新製品・新サービス開発、新市場進出、システム開発 1/2〜2/3・最大7,000万円〜9,000万円
(第1回公募:2026年8〜9月)
詳細記事 →
小規模事業者持続化補助金 HP制作・EC参入・広告宣伝・店舗改装等の販路開拓 2/3・上限50万円(通常枠) 詳細記事 →
IT導入補助金 ITツール・SaaS・業務システムの導入 最大450万円(デジタル化基盤導入枠)
東京都経営強化基盤事業(東京都限定) 新製品・新サービス・DXシステムの開発 2/3・上限1,500万円 活用事例 →
🔗

補助金を使ったシステム・アプリ開発の実践事例は「補助金でシステム・アプリを開発する方法」をご参照ください。

3中小企業がよく使う助成金一覧

助成金名主な用途助成率・上限(目安)詳細記事
人材開発支援助成金
事業展開等リスキリング支援コース
eラーニング・研修受講料・賃金(集合研修中) 中小75%・定額制上限20,000円/名/月
令和8年度が最終年度
詳細記事 →
人材開発支援助成金
人への投資促進コース
自発的受講・デジタル人材育成・高度人材育成 中小60%・定額制上限20,000円/名/月
(令和8年度が最終年度)
比較記事 →
人材開発支援助成金
人材育成支援コース
職務関連の研修・OFF-JT(集合研修中心) 中小45%(恒久制度・令和9年度以降も継続見込み) 比較記事 →
キャリアアップ助成金 非正規雇用の正社員転換・処遇改善 正社員転換1人あたり最大80万円
🔗

リスキリング助成金の詳細な申請方法は「申請要件完全解説|令和8年度版」をご参照ください。

4補助金と助成金は同時に使える?

原則として、補助金と助成金は同時に使えます。財源・管轄が異なるため、同一の経費に二重申請しない限り併用が可能です。

❌ 二重申請(同一経費への併用)

同じ研修費用を持続化補助金とリスキリング助成金の両方に申請する
→ 対象外・不正受給になる可能性あり

✅ 正しい組み合わせ例

持続化補助金でECサイトを構築

リスキリング助成金でスタッフにEC運営スキルを習得させる
→ 対象経費が別なので問題なし

→ 持続化補助金とリスキリング助成金の組み合わせ活用については「持続化補助金と人材開発支援助成金の違いと組み合わせ活用法」で詳しく解説しています。

5「何に使いたいか」で選ぶ早見表

やりたいこと使うべき制度詳細
スタッフに研修・eラーニングを受けさせたい ✅ リスキリング助成金 詳細 →
HPやECサイトを新しく作りたい ✅ 持続化補助金 詳細 →
業務システム・アプリを開発したい ✅ 新事業進出・ものづくり補助金 詳細 →
新しい事業に参入するための設備投資をしたい ✅ 新事業進出・ものづくり補助金 詳細 →
ECサイトを作った上でスタッフの運用スキルも育てたい ✅ 持続化補助金+リスキリング助成金 詳細 →
業種別に使えるケースを確認したい ✅ 業種別ガイドを参照 詳細 →
非正規スタッフを正社員にしたい ✅ キャリアアップ助成金 厚労省サイト参照
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本記事の情報は2026年7月時点のものです。各制度の詳細・最新情報は必ず各省庁の公式ページでご確認ください。補助金は中小企業庁、助成金は厚生労働省の公式ページをご参照ください。

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