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リスキリング助成金の不採択・不支給を避けるための事前チェックリスト

公開日:2025年7月 監修:Bizle 編集部 読了目安:約5分

人材開発支援助成金「事業展開等リスキリング支援コース」は、要件を満たせば原則支給される制度です。にもかかわらず、書類の不備・手続きのミス・不正行為によって不支給になるケースが後を絶ちません。本記事では、申請前・訓練中・支給申請の各段階で確認すべき事前チェックリストを一覧でまとめます。

1不支給になる主な原因

⚠️
不支給の主な原因
「手続きミス」「書類不備」「不正」の3つに集約される
原因の種類具体例詳細記事
手続きミス 計画届の提出期限超過・支給申請の期限超過 不採択になる理由トップ5
書類不備 計画書の記載が不十分・修了証の未取得・出勤簿と賃金台帳の不一致 書類チェックリスト
要件不満足 10時間未修了・訓練内容と申請タイプの不一致・OJTのみの実施 申請要件完全解説
不正行為 キャッシュバック業者の利用・架空受講・二重申請 研修費ゼロは詐欺の入口

2【事前準備】チェックリスト

申請前に以下をすべて確認してください。

No.チェック項目確認方法
□ 1雇用保険の適用事業所として登録されている管轄のハローワークで確認
□ 2雇用保険料に未納・滞納がない納付状況を確認
□ 3訓練対象者が雇用保険の被保険者である雇用保険資格取得確認通知書で確認
□ 4過去3年間に助成金の不正受給がない自社の助成金受給履歴を確認
□ 5GビズIDプライムを取得済み(電子申請用)未取得の場合は今すぐ申請(約2週間)
□ 6職業能力開発推進者を選任・文書化している選任記録を書面で保管
□ 7事業内職業能力開発計画を策定・従業員に周知している書面を作成・社内周知を記録
□ 8訓練内容と申請タイプ(A・B・C)の関連性を説明できる申請要件完全解説で確認

3【計画届】チェックリスト

計画届は訓練開始日の1ヶ月前まで(定額制はサービス契約開始日の1ヶ月前まで)に提出します。提出前に以下を全項目確認してください。

No.チェック項目よくあるミス
□ 1提出期限を確認し、余裕をもって提出している1日でも過ぎると一切対象外になる
□ 2訓練開始前に計画届が受理されることを確認している「提出した=受理」ではない。受理確認を取る
□ 3申請タイプ(A・B・C)が訓練内容と一致しているタイプと内容が合っていないと差し戻し
□ 4計画書に事業展開・DX・人材育成計画との関連性を具体的に記載している「スキルアップのため」という曖昧な記載はNG
□ 5タイプCの場合、3年以内の人材育成計画書を添付している計画書がないとタイプCで申請できない。作り方はこちら
□ 6訓練カリキュラム・受講料の見積書・契約書を添付しているこれらがないと計画届が受理されない
□ 7定額制の場合、定額制専用の対象者一覧を使用している通常の様式では定額制として申請できない
□ 8複数回申請する場合、それぞれ別の計画届を提出している1回の計画届で複数訓練をまとめることはできない

→ 必要書類の全リストは「申請に必要な書類チェックリスト」をご参照ください。

4【訓練中】チェックリスト

計画届受理後に訓練を開始します。訓練中は以下の書類を整備・保管してください。

No.チェック項目よくあるミス
□ 1訓練が所定労働時間内に実施されている残業時間・休日の訓練は賃金助成の対象外
□ 2出勤簿に訓練日が記録されている訓練日の出勤が出勤簿に反映されていない
□ 3賃金台帳に訓練中の賃金が記録・支払われている賃金が支払われていない日は対象外
□ 4出勤簿・賃金台帳・受講記録の日付・時間・氏名が一致している不一致は不支給の主要原因のひとつ
□ 5定額制の場合、受講者ごとに修了時間を個別管理している10名中1名でも10時間未満ならその1名分は対象外
□ 6受講料の領収書・振込明細を保管している支払い証明がないと経費助成が受けられない
□ 7訓練が通常業務と明確に区別されたOFF-JTである業務をしながら「なんとなく学んだ」では対象外
□ 8スタッフが退職した場合、その人数を管理している退職者分は助成対象外になる

5【支給申請】チェックリスト

支給申請は訓練終了日の翌日から2ヶ月以内に提出します。

No.チェック項目よくあるミス
□ 1訓練終了日から2ヶ月以内に申請している1日でも過ぎると申請不可。必ず期限をカレンダー管理
□ 2支給申請書(様式第7号)を正しい書式で作成している旧様式を使っている
□ 3令和8年5月14日以降の申請の場合、様式第28号(疎明書)を添付している新様式を知らずに提出して差し戻し
□ 4修了者一覧と修了証が人数分揃っている修了証が発行されていないスタッフがいる
□ 5訓練期間中の出勤簿・賃金台帳のコピーを用意している原本ではなくコピーが必要なケースが多い
□ 6受講料の領収書(全期間分)が揃っている月払いの場合、1ヶ月分でも欠けると不備になる
□ 7振込先口座情報が正確である口座番号の入力ミスで振込不能になる
□ 8同一経費に対して他の補助金・助成金と二重申請していない二重申請は不正受給として処分対象になる

6絶対にやってはいけないこと

🚨

以下は不正受給として処分対象になります。受給額の最大3倍返還・事業所名公表・刑事事件に発展する可能性があります。

キャッシュバック・資金還流業者との取引——「研修費ゼロ」を謳う業者と組んで申請した場合
架空受講・水増し申請——実際に受講していない時間・人数を申請した場合
同一経費への二重申請——同じ受講料を複数の補助金・助成金に申請した場合
計画届前の訓練開始——計画届受理前に訓練を開始した場合(不正ではないが全額対象外)

→ 不正受給の具体的なリスクと実態については「研修費ゼロは詐欺の入口」をご参照ください。

→ よくある不支給理由と対策は「不採択になる理由トップ5と対策」も合わせてご確認ください。

🏆

これらのチェックリストをすべて自社で管理するのは煩雑です。Bizleでは当社紹介先の社労士法人が全工程を伴走サポートします。交付決定率98%(現時点)の実績で、書類不備・手続きミスによる不支給リスクを最小化します。

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本記事の情報は2026年7月時点のものです。制度の詳細・最新情報は必ず厚生労働省の公式ページまたは管轄の労働局でご確認ください。

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