「事業展開等リスキリング支援コースはeラーニングでも使えるの?」という疑問をよく耳にします。答えは「使えます。ただし、重要な注意点があります」。特に、定額制サービス(サブスク型)と通常のeラーニングでは助成の条件・上限額・賃金助成の有無が異なります。本記事ではファクトに基づき、eラーニングを使った場合の要件を正確に解説します。
1eラーニングは助成対象になる?
結論から言うと、eラーニングは助成対象になります。対面研修やオンライン研修(Zoom等)と同様に、事業展開等リスキリング支援コースの対象訓練として認められています。
ただし、eラーニング・通信制・定額制サービスによる訓練は「経費助成のみ」が対象です。対面・オンライン研修と異なり、賃金助成は受けられません。この点は非常に重要なので、申請前に必ず確認してください。
eラーニング・通信制・定額制サービスは「賃金助成の対象外」です。経費助成のみ申請できます。集合研修やオンライン研修(講師あり)は経費助成+賃金助成の両方が対象になる点と大きく異なります。
2eラーニングの種類と助成内容の違い
eラーニングには大きく2種類あり、それぞれ助成の上限額・要件が異なります。
| 定額制サービス(サブスク型) | 通常eラーニング(コース単位購入) | |
|---|---|---|
| 課金方式 | 月額・年額の定額制 | コース・講座ごとに購入 |
| 経費助成 | 対象(上限あり) | 対象(上限あり) |
| 賃金助成 | 対象外 | 対象外 |
| 経費助成上限 | 1人1月あたり20,000円 | 中小:15万円/1人1訓練 大企業:10万円/1人1訓練 (令和8年4月改正) |
| 修了要件 | 1人あたり10時間以上の修了(令和8年4月8日以降) | 標準学習時間10時間以上であること |
| 代表例 | Bizle、Udemy Business 等 | 単発購入の動画講座等 |
3定額制サービス(サブスク型)の要件詳細
受講者1人あたり10時間以上の修了が必要です(令和8年4月8日施行)。改正前は「全員の合計10時間以上」でしたが、個人単位での管理が必要になりました。
経費助成上限は1人1月あたり20,000円(令和6年10月改正)。月額料金が20,000円を超える場合でも、助成額は20,000円/名/月が上限になります。
訓練計画届の事前提出が必要です。定額制サービスを使う場合でも、訓練開始1〜6ヶ月前に「職業訓練実施計画届」を管轄労働局に提出しなければなりません。
「定額制サービスによる訓練実施結果報告書」の提出が必要です。対象労働者が10人以上の場合は任意の10人分、10人未満の場合は全員分を提出します。
「教育訓練機関が発行する、受講時間が10時間以上である者の一覧表」の提出が必要です。修了証・LMS情報の写しは不要になりました(令和8年改正)。
「合計10時間」から「1人あたり10時間」への変更は要注意。全員が少しずつ受講して合計10時間を超えても、1人あたりの修了時間が10時間未満であれば助成対象外になります。受講者ごとの個別管理が必須です。
4通常eラーニング(コース単位)の要件詳細
コースごとに購入する通常のeラーニングの場合、要件と上限が異なります。
・標準学習時間が10時間未満のコース
・受講を修了していない(修了証が発行されない)
・業務の操作方法のみを学ぶ訓練(例:特定ソフトの使い方だけ)
・コンサルティング・助言のみの内容
・標準学習時間が10時間以上のコース
・受講を修了し修了証が発行されるもの
・事業展開に関連したスキル習得が目的
・OFF-JTとして実施できる内容
通常eラーニングの経費助成上限は1人1訓練あたり中小企業15万円・大企業10万円(令和8年4月8日改正)。改正前は中小企業30万円でしたが引き下げられています。複数コースを受講する場合は、コースごとに上限が適用されます。
5集合研修・オンライン研修との比較
eラーニング以外の訓練形式と比較すると、違いが明確になります。
| 訓練形式 | 経費助成 | 賃金助成 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 集合研修(対面) | 最大75% | 中小1,000円/時 大企業500円/時 |
最も手厚い助成。実訓練時間に応じて両方受給可 |
| オンライン研修(講師あり) | 最大75% | 中小1,000円/時 大企業500円/時 |
Zoom等のリアルタイム研修。集合研修と同様に両方受給可 |
| 通常eラーニング | 最大75% (上限15万円/人) |
対象外 | 経費助成のみ。時間・場所を選ばず受講可能 |
| 定額制サービス(サブスク) | 最大75% (上限2万円/人/月) |
対象外 | 経費助成のみ。大人数への展開コストが低い |
賃金助成を最大化したい場合は集合研修・オンライン研修との組み合わせが有効です。たとえば、基礎知識をeラーニングで習得し、応用・実践を集合研修で行う「ブレンデッドラーニング」形式にすると、経費助成+賃金助成の両方を活用できます。
6申請時に必要な書類と証跡管理
定額制サービスの場合に必要な書類
計画届時:職業訓練実施計画届、定額制サービスによる訓練に関する対象者一覧
支給申請時:定額制サービスによる訓練実施結果報告書、受講時間が10時間以上の者の一覧表(教育訓練機関発行)、賃金台帳・出勤簿
管理のポイント:受講者1人あたりの修了時間を個別に記録・管理することが必須です。LMS(学習管理システム)が自動で受講ログを記録してくれるサービスを選ぶと、証跡管理の手間を大幅に削減できます。
7Bizleはどのeラーニングタイプにあたるか
Bizleは定額制サービス(サブスク型)のAI法人向けeラーニングに該当します。生成AI・マーケティング・EC・DX・業務効率化・実店舗運営など、ビジネスに直結する最大300講座を受け放題で提供しています。
27,000円/名/月
(年間:324,000円/名)
助成上限20,000円/名/月 × 12ヶ月
=240,000円/名が戻る
実質負担:約84,000円/名
Bizleで学べる主なカテゴリー(事業展開等リスキリング支援コース対象になりやすい分野)
| カテゴリー | 主な講座内容 | リスキリングとの関連 |
|---|---|---|
| 生成AI | ChatGPT活用、AIを使った意思決定、生成AIのリスク・法律・倫理 | DX・AI化推進に直結 |
| マーケティング | Webマーケティング、SNS広告、MEO、リスティング広告、ECモール | デジタル集客・新規事業展開 |
| EC | ECモール概要、EC広告実践、サイト運営、集客戦略 | EC事業展開・オンライン販売開始 |
| 業務効率化・DX | RPA・業務自動化、Excel・スプレッドシート活用、Google Apps Script | DX化・業務改革 |
| 実店舗運営 | MEO・集客、接客・クロージング、SNSマーケティング、スタッフマネジメント | 多店舗展開・新業態立ち上げ |
| マネジメント | 組織マネジメント、リーダーシップ、部下育成、ビジネス基礎力 | 人材育成計画に基づく管理職訓練 |
BizleはLMS(学習管理システム)を内蔵しており、受講者ごとの受講履歴・修了時間・修了証を自動管理できます。定額制サービスの助成申請に必要な「受講時間が10時間以上の者の一覧表」の作成もスムーズに行えます。
最大300講座受け放題のBizleで、
助成金を活用した人材育成をはじめましょう
生成AI・マーケティング・EC・DX・実店舗運営など、事業展開に直結するカリキュラムを最大300講座受け放題で提供。定額制サービスの助成要件を満たした受講管理も標準搭載しています。
Bizleの詳細を見る →本記事の情報は公開時点のものです。制度の詳細・最新情報は必ず厚生労働省の公式ページまたは管轄の労働局でご確認ください。







