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研修費ゼロは詐欺の入口!リスキリング助成金の正しい実質負担の減らし方

公開日:編集日:監修:Bizle読了目安:約20分
研修費ゼロは詐欺の入口!リスキリング助成金の正しい実質負担の減らし方

「リスキリング助成金を使えば研修費がゼロになる」——そんな営業トークを聞いたことはありませんか?実は研修費の実質ゼロは、制度上あり得ません。そう謳う業者には不正リスクが潜んでいます。厚生労働省も、「助成金で受講料が実質無料、さらに利益が出る」といった勧誘は、助成金が経費の一部を助成するものにすぎず実際には成り立たないとして注意を呼びかけています。本記事では、定額制(Bizleのような月額制サービス)と都度申し込み型の研修を比較しながら、正確な数字で「実際どこまで減らせるか」を解説するとともに、知っておくべき不正受給の実態をお伝えします。

1「研修費ゼロ」は本当に可能か?正直に答える

「研修費ゼロ」が難しい理由は、助成金の構造にあります。人材開発支援助成金は後払い制であり、企業が一旦全額を立て替えてから申請する仕組みです。受給されるまでの立替期間中は費用が発生します。

また、訓練形式によって助成の範囲が異なります。

訓練形式経費助成賃金助成実質負担の目安
集合研修・オンライン研修(講師あり) 最大75% 中小1,000円/時
大企業500円/時
条件次第で
限りなくゼロに近い
eラーニング(通常・コース単位) 最大75%
(上限15万円/人)
対象外 受講料の約25%
定額制サービス(Bizle等) 最大75%
(上限2万円/人/月)
対象外 月額の約26%※

※ Bizleの場合:月額27,000円〈税別〉に対し助成上限20,000円を適用した場合

⚠️

eラーニング・定額制サービスは「賃金助成の対象外」です。経費助成のみ受けられます。賃金助成も受けたい場合は、集合研修・オンライン研修(講師あり)との組み合わせが必要です。

❗

「研修費ゼロ」「実質無料」をうたう勧誘には注意が必要です。厚生労働省は、助成金の有無だけで受講料に差をつける、アンケート協力金や営業協力金の名目で金銭を受け取る、AI研修とAIツール導入をセットにして導入費まで研修費として申請する、といった方法を不適正な勧誘として名指ししています。こうした契約は支給対象外となるだけでなく、不正受給とみなされるおそれがあります。

よく「定額制(Bizleのような月額制のeラーニング)と、都度申し込み型の研修はどちらが費用対効果が高いか」というご質問をいただきます。助成金の仕組み上、単純な優劣はありません。都度申し込み型(通学制・同時双方向型)は賃金助成も受けられる分、1人あたりの上限額が高く設定されていますが、訓練時間数に応じて1コースごとに実施する必要があります。一方、定額制サービスは賃金助成がない代わりに、複数の講座を低コストでまとめて受講できる点が強みです。どちらが有利かは、受講させたい人数・頻度・訓練内容によって変わるため、自社の研修計画に照らして比較することをおすすめします。

なお、令和8年8月3日の改正により、DX化・GX化に関する訓練であっても、対象の絞り込みが厳しくなった点に注意が必要です。職業、または職務に間接的に必要となる知識・技能を習得させる内容のものや、職業、または職務の種類を問わず、職業人として共通して必要となるものは、助成対象外となります。例えば「生成AIの基礎」や「汎用的なプロンプトの作り方」を学ぶだけの訓練は対象外になり得るため、Bizleのような定額制サービスを助成対象として活用する場合も、受講者の担当業務に直結する講座を選ぶことが前提になります。

💡

助成金の受講回数にも制度上の違いがあります。単発のeラーニング訓練は、令和8年8月3日以降に提出した計画届から、同一労働者・同一年度で1回までに制限されます。一方、Bizleのような定額制サービスによる訓練は、要件を満たせば従来どおり同一年度で3回まで申請できます(人への投資促進コースの定額制訓練等と合算。2026年10月、社労士に確認済み)。この違いは、定額制と都度申し込み型を比較するうえでも重要なポイントです。

2eラーニング(定額制)だけを使った場合の実質負担

Bizleのような定額制サービスを単独で使った場合の実質負担を計算します。

🧮
【Bizle(定額制)単独利用の場合】月額39,800円〈税別〉・1年契約・10名の場合
項目金額
年間受講料(10名)39,800円 × 10名 × 12ヶ月 = 約477.6万円
経費助成(定額制上限:20,000円/名/月)20,000円 × 10名 × 12ヶ月 = 240万円
賃金助成対象外(0円)
実質負担約477.6万円 – 240万円 = 約237.6万円(約50%)
💡

このシミュレーションでは受講料の約50%が助成される計算ですが、これは経費助成の上限額までの試算です。制度上の経費助成率は中小企業75%・大企業60%ですが、経費助成の限度額は定額制サービスの場合「1人1月あたり2万円」(1か月未満の期間は日割り)と定められているため、月額が高いプランほど助成でカバーできる割合は下がります。また、助成の対象になるのは「職務関連の訓練を修了し、標準学習時間が合計10時間以上」の労働者のみで、「業務命令として労働時間に受講させる」ことが必要で、労働者が自発的に受講した時間は10時間要件に数えない点に注意してください。

また、本コースで助成が受けられる訓練の受講回数は、同一の労働者に対して一の年度で3回までとされており、定額制サービスによる訓練(Bizleなど)にはeラーニングの「1回まで」制限は当てはまらず、要件を満たせば従来どおり年3回まで申請できます(2026年10月、社労士に確認済み)。単発のeラーニング講座とは条件が異なる点を押さえておきましょう。

3集合研修・オンライン研修との組み合わせで限りなくゼロへ

経費助成に加えて賃金助成も受けるには、集合研修・オンライン研修(リアルタイムで講師がいるもの)との組み合わせが有効です。なお、eラーニング・通信制・定額制サービスによる訓練は経費助成のみで、賃金助成の対象にはなりません。賃金助成を受けたい場合は、通学制や同時双方向型の研修を組み合わせる必要があります。

また、Bizleのような定額制サービスを使う場合は、修了した訓練の標準学習時間が、支給申請時点で対象労働者ごとに合計10時間以上になっている必要があります。この時間は実際の視聴時間ではなく、講座ごとに定められた標準学習時間で判定される点にも注意してください。定額制サービスは、修了した訓練の標準学習時間が支給申請時に合計10時間以上の労働者のみが対象となります(実際の視聴時間ではありません)。

📌

ただし、定額制サービスによる訓練は「定額制サービスのみで実施」する必要があります。定額制サービスと通学制訓練など他の方法を組み合わせて1つの訓練として申請することはできません。それぞれ別の訓練計画として申請することは可能です。

つまり、「Bizle(定額制)で経費助成」+「集合研修・オンライン研修で経費助成+賃金助成」と2つの別訓練として申請するのが正しい活用法です。

⚠️

受講回数の上限にも注意が必要です。助成が受けられる訓練の受講回数は、同一の労働者に対して一の年度で3回までで、このうち令和8年8月3日以降に提出された計画届に基づくeラーニングによる訓練は1回までとされています。ただし、Bizleのような定額制サービスによる訓練には、このeラーニングの「年1回まで」の制限は当てはまりません。要件を満たせば、定額制サービスによる訓練は従来どおり同一労働者につき年3回まで申請できます(人への投資促進コースの定額制訓練等と合算した回数です)。定額制サービスによる訓練は、人への投資促進コースの定額制訓練・自発的職業能力開発訓練と、事業展開等リスキリング支援コースの定額制サービスによる訓練を合わせて、1労働者につき1年度で3回までです。個別の可否は、支給要領・パンフレットの確認や社会保険労務士への相談をおすすめします。

⚡
【最大化パターン(中小企業・10名の場合)】定額制eラーニング+集合研修の2本立て申請

訓練①:Bizle(定額制eラーニング)12ヶ月

項目金額
受講料(10名×12ヶ月)324万円
経費助成(上限2万円/名/月)240万円
賃金助成対象外

訓練②:オンライン研修(講師あり)30時間

項目金額
受講料(10名)50万円(仮)
経費助成(75%)37.5万円
賃金助成(1,000円×30時間×10名)30万円
訓練②の助成合計67.5万円
✅

2訓練合計の助成額:240万円+67.5万円 = 307.5万円
2訓練合計の受講料:324万円+50万円 = 374万円
実質負担:374万円 – 307.5万円 = 66.5万円(約18%)

4賃金助成を最大化するポイント

集合研修・オンライン研修の賃金助成(中小企業1,000円/時間)を最大化するには、以下のポイントが重要です。

① 訓練は所定労働時間内に実施する

賃金助成は所定労働時間内に実施した訓練時間に対してのみ支給されます。残業時間・休日の訓練は対象外です。研修スケジュールを就業時間内に組み込む計画が必要です。なお、所定労働時間外・休日に訓練を実施する場合でも、訓練自体は業務扱いとなるため賃金の支払いは必要です。eラーニング等も業務上義務付けられた労働時間扱いのため賃金の支払いが必要という点は、集合研修だけでなくeラーニングを組み合わせる場合にも共通する注意点です。

また、賃金助成を受けられるのはeラーニング・通信制・定額制サービスを除く通学制・同時双方向型の訓練のみです。eラーニング・通信制・定額制サービスによる訓練は、受講の要件を満たしても賃金助成は支給されません(経費助成のみが対象です)。この点が、「定額制の研修(Bizleなど)」と「都度申し込み型の集合研修」で費用対効果を比較するときの大きな分かれ目になります。定額制は経費助成のみ・限度額も1人1月あたり2万円と低めですが申請の手間が少なく、都度申し込み型の集合研修は賃金助成が上乗せされる分、実質負担をより大きく下げられる可能性があります。自社の研修スタイルに応じて組み合わせを検討することをおすすめします。

💡

賃金助成の支給には上限時間があります。賃金助成の限度は1人1訓練あたり1,200時間(専門実践教育訓練は1,600時間)です。大規模な研修計画を立てる際は、この上限も踏まえてスケジュールを組みましょう。

② 賃金要件・資格等手当要件を満たすと加算

リスキリング支援コースには、賃金助成とは別に「設備投資加算」という仕組みもあります。これは中小企業が、通学制・同時双方向型の実技訓練を行い、賃金要件(5%以上の増加)または資格等手当要件(3%以上の増加)を満たし、事業展開促進機器等を新たに導入した場合に追加支給(1人15万円、10人以上は150万円が上限)されるものです。ただし、eラーニング・定額制だけの訓練は対象外のため、Bizleのような定額制eラーニング単独の利用では加算の対象にならない点にご注意ください。加算を狙う場合は、集合研修・同時双方向型の実技訓練を組み合わせる必要があります。詳細は管轄の労働局にご確認ください。

⚠️

賃金助成は「訓練経費を事業主が全額立て替えた後」に支給されます。助成金は後払いのため、訓練中の賃金コストは企業が先に全額負担する必要があります。

5訓練形式別・実質負担シミュレーション

中小企業10名・受講料合計100万円(仮)を例に、訓練形式ごとの実質負担を比較します。経費助成の料率は、人材開発支援助成金(事業展開等リスキリング支援コース)における中小企業の助成率に基づいています。

⚠️

「定額制の研修と都度申し込み型(通常eラーニングや集合研修)の研修、どちらが費用対効果が高いか」は、受講人数・訓練時間・対象労働者の職務によって変わります。下表はあくまで条件をそろえた試算であり、実際の助成額・補助額は申請内容と審査結果によって異なります。

訓練形式受講料経費助成賃金助成実質負担削減率
集合・オンライン研修のみ
(20時間×10名)
100万円 75万円 20万円
(1,000円×20h×10名)
5万円 95%削減
通常eラーニングのみ
(コース単位)
100万円 75万円 0円 25万円 75%削減
定額制サービス
(Bizle等)
上限20,000円/名/月
で計算
上限額の75% 0円 月額の約26% 約74%削減
デジタル化・AI導入補助金
(旧称:IT導入補助金)の活用
Bizle標準価格
477,600円(税別・目安)
補助率1/2(最低賃金近傍の事業者は2/3) 対象外 補助率1/2なら
約23.9万円
約50%削減
(2/3なら約67%削減)
💡

集合・オンライン研修で95%削減が可能なのは、経費助成75%に賃金助成が加わるためです。受講料100万円に対して賃金助成20万円が上乗せされると、実質負担は5万円まで縮小します。ただしこれはあくまで試算であり、実際の受給額は訓練内容・時間数・受給要件によって変わります。

表の「デジタル化・AI導入補助金」は、人材開発支援助成金とは異なる制度です。Bizleのようなeラーニングシステム(LMS)そのものの導入費用を補助する制度で、ITツールのプロセスは「総務・人事・給与・教育訓練・法務・情シス・統合業務」の1つにあたり、通常枠では1プロセスの申請になるため、補助額は5万円〜150万円未満・補助率1/2以内(最低賃金近傍の事業者は2/3以内)となります。試算として、2ID・1年(955,200円)×補助率1/2=補助額約47.8万円(自己負担約47.8万円)、2ID・1年×補助率2/3(最低賃金近傍の事業者)=補助額約63.7万円という目安が示されています。

⚠️

人材開発支援助成金(訓練経費が対象)とデジタル化・AI導入補助金(旧称:IT導入補助金。ITツール導入費が対象)は対象経費の性質が異なる制度です。同じ経費で両方を受給できるとは限らないため、併用を考える場合は個別に確認してください。

❗

研修費が「実質無料」「ゼロ円」になることをうたう勧誘には注意が必要です。公的な資料でも、レビューや受講の感想・インタビューといった広告宣伝業務の対価として金銭を受け取った場合や、営業協力費・協賛金などの名目で金銭を受け取った場合は、支給対象経費と認められないことが明記されています。「研修費ゼロ」という言葉だけで安易に申し込まず、助成率・補助率に基づいた実質負担の試算を必ず自分で確認しましょう。

6Bizleを使った最もコスパの高い活用パターン

Bizleの定額制・講座見放題の特性を活かした、コストパフォーマンス最大化のパターンをご紹介します。講座数・カリキュラムは随時更新されるため、最新の講座数は公式サイトでご確認ください。

定額制と都度申し込み型(単発のeラーニング)、どちらが費用対効果が高いか

「定額制の研修と、都度申し込むタイプの研修では、どちらが費用対効果が高いか」というご相談をよくいただきます。結論からいうと、受講させたい人数・講座の幅・年間の受講回数によって有利な方が変わります。令和8年8月3日の改正により、助成が受けられる受講回数は同一の労働者に対して一の年度で3回までとなり、このうちeラーニングによる訓練(単発での申し込み)は、同一の労働者に対して一の年度で1回までに制限されました。一方で、定額制サービスによる訓練には、このeラーニングの「年1回まで」の制限は当てはまらず、要件を満たせば年3回まで申請できます。そのため、年に複数回・継続的にスキルアップの機会を設けたい場合は、都度申し込み型の単発eラーニングを繰り返すよりも、定額制サービスの方が助成の面でも扱いやすい傾向があります。

💡

ただし、個々の訓練が助成対象になるかどうかは、職務との関連性や経過措置の適用など、ケースによって判断が分かれます。「定額制だからどの講座を何回受けても対象になる」というわけではない点にご注意ください。具体的な回数・組み合わせの可否は、社会保険労務士にご確認ください。

🏆
【推奨活用パターン】Bizle定額制(多人数・広範囲カバー)+必要に応じて集合研修

Bizleが特に効果的なシーン:

①

大人数に一気に展開したい場合
集合研修は人数が増えると受講料が比例して増加しますが、定額制は1つの契約で複数人の受講をカバーできるため、人数が多い職場ほど運用がしやすくなります。

②

多様なスキルを同時に習得させたい場合
生成AI・マーケティング・DXなど、複数分野の講座を受け放題で利用できるため、部署や役職ごとに異なるカリキュラムを一括契約でカバーできます。ただし、助成の対象にできるのは対象労働者の職務に直結する訓練に限られる点にご注意ください。

③

シフト制・多店舗など時間が合わせにくい職場
各自のペースで受講できるため、飲食業・小売業など全員の予定を合わせにくい職場でも無理なく導入できます。

項目内容
経費助成率(中小企業)75%
経費助成の上限額対象労働者1人・1ヶ月あたり2万円

定額制サービスの経費助成額は、人数や月数を単純にかけ算した金額ではなく、経費助成の限度額(1人1訓練あたり)として「定額制サービス:1人1月あたり2万円」(1か月未満の期間は日割り)という上限のもとで、契約金額・支給対象労働者数・契約期間などに応じて計算されます。実際の負担額は契約内容によって変わるため、具体的な試算は社会保険労務士にご相談ください。

📌

定額制サービスの修了要件:定額制サービスでは、修了要件として、職務関連の訓練を修了し、標準学習時間が合計10時間以上であることが必要です。経費助成額は実施期間や契約期間の日数に応じて計算されるため、「10時間修了すれば契約期間分がまるごと助成対象になる」わけではない点にご注意ください。このコースは令和4年度から令和8年度までの期間限定の助成金であり、令和8年度末までの時限措置です。期限が近づくほど計画届の提出・訓練の実施に必要な期間が短くなるため、早めに社会保険労務士へご相談いただくことをおすすめします。

🔗

なお、Bizleはデジタル化・AI導入補助金(旧称:IT導入補助金)の事務局にも登録ITツールとして掲載されており、人材開発支援助成金とは別の制度として活用できる場合があります。ツールのプロセス区分は「総務・人事・給与・教育訓練・法務・情シス・統合業務」で、1プロセスの申請では補助額5万円〜150万円未満・補助率1/2以内(最低賃金近傍の事業者は2/3以内)が目安となります。どちらの制度を使うか、あるいは両方を比較検討したい場合も、申請要件は年度・改正で変わるため、事務局サイトや社会保険労務士への確認をおすすめします。

7【警告】「研修費ゼロ」を謳う業者には絶対に注意

「助成金を使えば実質ゼロ円で研修できます」「キャッシュバックするので自己負担はありません」——こうした営業トークを行う業者が実在します。しかし、これは不正受給の入口です。

🚨

「研修費ゼロ」は制度上あり得ません。人材開発支援助成金は「企業が訓練費用を全額自己負担した」ことが支給の大前提です。訓練機関から資金提供・キャッシュバック・ポイントバック等を受けた場合は、この要件を満たさず不正受給となります。

実際に起きた大規模不正事案

これは絵空事ではありません。厚生労働省は、定額制サービスなどの訓練を巡る不適正な勧誘について、具体的な注意喚起を行っています。

📋

厚生労働省が注意喚起している勧誘の手口(パンフレットより)
「助成金で受講料が実質無料、さらに利益が出る」→ 助成金は経費の一部を助成するもので、利益は出ない
「アンケートの協力金で実質無料」「営業協力金を訓練経費に充てられる」→ 経費助成の対象外
「AI研修とAIツール導入をセットにすれば、AIツール導入費も研修費として申請できる」→ AI研修費は対象だが、AIツール導入費は対象外

また、レビューや受講の感想・インタビューなど広告宣伝業務の対価として金銭を受け取った場合や、「費用負担がかからない」等の提案を受けて営業協力費・協賛金など名目を問わず金銭を受け取った場合も、支給対象経費にならないとされています。企業が自己負担なしに助成金を受け取れるかのような仕組みは、いずれも不正の入口になり得ます。

💡

定額制と都度申し込み型、どちらが「詐欺リスク」を避けやすいかという観点では、料金体系そのものに優劣があるわけではなく、契約内容が不透明なまま「実質ゼロ」をうたう業者かどうかが分かれ目です。定額制サービスは、1訓練当たりの経費が明確でなく、同額で複数の訓練を受講できるeラーニング・同時双方向型の通信訓練と位置付けられており、料金体系が明確で、受講料を企業が全額負担する通常の契約であれば、都度申し込み型と同様に適正に助成対象となります。重要なのは定額制か都度申込かではなく、業者が「自己負担ゼロ」を強調していないかどうかです。

不正受給が発覚した場合のペナルティ

行政上のペナルティ刑事上のリスク
不正受給は不支給・支給取消、返還(年3%の延滞金+返還額の20%の違約金)、悪質な場合は企業名の公表・刑事告訴となる可能性があります。代理人・社労士・訓練機関も連帯債務・公表の対象になり得ます。また不正受給から5年以内の申請は支給対象外となります。悪質なケースでは刑事告訴に発展する可能性があります。令和8年8月3日以降の支給申請からは、不正が認められた場合、支給決定前でも、自主申告していなければ原則公表される特例もあり、調査が入る前に発覚すれば企業名が公になるリスクが高まっています。
⚠️

「業者に言われたまま申請した」は通りません。申請主体は事業主(企業)です。「知らなかった」「業者に任せていた」という言い訳は成立せず、企業が全責任を負います。特に調査より前に自主申告し、返還等をすれば原則非公表となる一方、申告しなければ公表対象となる点に注意が必要です。

このような営業トークには要注意

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以下のような営業トークをする業者・サービスには絶対に近づかないでください。

❌「助成金を使えば実質ゼロ円で導入できます」
❌「キャッシュバックするので自己負担はありません」
❌「受講料は後で全額お返しします」
❌「感想文を提出してもらえれば謝礼をお支払いします」
❌「弊社が立て替えるので企業側の負担は一切ありません」

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Bizleは一切のキャッシュバック・資金還流を行いません。企業が受講料を全額ご負担いただき、助成金は企業が直接国から受け取る正規の申請フローのみをサポートしています。なお申請手続きは社会保険労務士の独占業務であり、社労士以外が報酬を得て申請書作成・提出代行・審査対応を行うことは禁止されています。Bizleでは紹介先の社労士法人が申請を代行する形でご案内しており、弊社が申請代行を行うことはありません。

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本記事のシミュレーションはあくまで試算です。実際の受給額は訓練内容・時間数・受給要件等によって異なります。本記事の情報は公開時点のものです。最新の情報は必ず厚生労働省の公式ページまたは管轄の労働局でご確認ください。

本記事の情報は公開時点(2026年5月)のものです。

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